この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
乳房星(たらちねぼし)−1・0
第162章 愛をこめて花束を
(ゴーッ…)

時は、3月17日の朝8時頃であった。

A班のメンバーたちが乗っている専用機が福岡空港に到着した。

A班のメンバーたちは、専用機から降りたあとタラップ下に停まっているマイクロバスに乗って空港《ターミナル》ビルへ移動した。

専用機は、他の航空機との時間調整をするために午後1時まで停泊する予定である。

ところ変わって、VIP専用ロビーにて…

A班のメンバーたちは、VIP専用ロビーで待機中もいつも通りにお仕事をつづけた。

この時、ゆかさんが下くちびるをギューとかみながら全身をぶるぶると震わせていた。

この時、福也《さちや》さんのスマホに一恵《かずえ》から電話がかかっていた。

一恵《かずえ》は、福也《さちや》さんに対して『おやすみおやすみおやすみおやすみおやすみおやすみおやすみおやすみおやすみ…』とシツヨウにいいつづけた。

この時、福也《さちや》さんはガマンの限度が来ていたと思う。

福也《さちや》さんは、受話器ごしにいる一恵《かずえ》に対して『ふざけるな!!』と言うたあとガシャーンと電話を切った。

福也《さちや》さんは、ものすごくしんどい表情でロビーに入った。

ゆかさんは、怒った表情で福也《さちや》さんを呼んだ。

「福也《さちや》さん…」
「(福也《さちや》さん、しんどい表情で言う)ゆかさん。」
「あんた、この頃ぐあいが悪いみたいね…どないしたん?」
「………」
「また実家《いえ》のオカンから電話が来たみたいね!!」
「すみませんでした…」
「あんたのオカンはどこのどこまでひ弱かしら…あんたのオカンがひ弱ならオトンはもっとひ弱よ!!」

ゆかさんからボロクソに言われた福也《さちや》さんは、力ない声で『全くそのとおりです。』と答えたあとこう言うた。

「父は…毎日…テージに帰る人でした…テージが来たら、まっすぐにうちに帰っていました…お風呂は父子《おやこ》で一緒に入った…晩ごはんは家族そろって食べた…1台のテレビで…家族が同じ番組を見た…」

福也《さちや》さんがなさけない声で話していたのを聞いたゆかさんは、怒った声で言うた。
/589ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ