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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第165章 誰でもいいわけないじゃない
『あんたはそなな生ぬるい気持ちで、家族を守ることができるの!?…家族に不測の事態が発生した時に、きちんとタイショできるの!?」

できるわけないよ…

福也《さちや》さんは、さらにその上にゆかさんから言われたどぎつい言葉を思い出した。

『うちのまわりの友人たちも恋愛結婚した夫婦はいたわよ…せやけど、7〜8割の夫婦がリコンに至ったのよ…理由は言わないけど…』

福也《さちや》さんは、ひどくコンワクした表情を浮かべていた。

福也《さちや》さんが榎原市長《もとしちょう》に対してどう答えようかと悩んでいた時だった。

智之《ともゆき》がとっぴょうしもないことを言うた。

「ぼく、家を出る!!」

麻里子温大夫婦《まりこはると》は、おどろいた声で言うた。

「智之《ともゆき》〜」
「智之《ともゆき》、どうしたのだ!?」

智之《ともゆき》は、ものすごくコーフンした声で言うた。

「ぼく、大学やめて防衛大学校に行く!!」

智之《ともゆき》は、今から4ヶ月前に温大《はると》から『大学へ行かないのだったら防衛大学校に入るてつづきを取るぞ!!』と言われた。

大学を休学した状態が長々とつづいていたので、智之《ともゆき》はひどく苦しんでいたと思う。

智之《ともゆき》が言うた言葉に対して、榎原市長《もとしちょう》は困った声で言うた。

「智之《ともゆき》くん…気持ちは分かるけど…君自身がギセイになることはないと思うけど…」

智之《ともゆき》は、ものすごくコーフンした声で言うた。

「ぼくは本気です!!父さんが防衛大学校へ入学するてつづきを取ったことを聞いた時はいやだと思った!!…だけど、ずるずると休学を続けていたらだめになるから防衛大学校へ転向する方がいいと気がついたのです!!」

榎原市長《もとしちょう》は、ものすごく困った表情で言うた。

「それだったら、フクガクしたらいいと思うよ…せっかく入学できた大学をやめるのはもったいないよ〜」

智之《ともゆき》は、よりひどくコーフンした声で言うた。

「せっかく入学できた大学にいたらダメになるのです!!自立できなくなるからダメなのです!!」
「だけどね〜」
「ほんとうにダメになります!!ぼくは家を出てよそへ移りたいのです!!」
「よそへ移りたいのだったら、大学を卒業したあとでもいいと思うよ〜」
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