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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第12章 あばよ
(ブロロロロロロ…)

時は、深夜1時過ぎであった。

私は、ヒッチハイクした長距離トラックの仮眠ベットで眠っていた。

カーラジオのスピーカーからラジオ大阪で放送されている『松村邦洋のオールナイトニッポン』が流れていた。

パーソナリティーの松村邦洋さんが番組の最初にゆうべの阪神ー巨人戦の試合の話題を自慢気に話していた。

それから10分後に、パーソナリティーの松村邦洋さんがリスナーからよせられたハガキを読んでいた。

はがきの内容は、社内恋愛のなやみがどーのこーの…と言うグダグダした話であった。

仮眠ベットで眠っている私は、腹を立てていた。

俺様野郎の男は、社会一般常識が分からないアホンダラだ!!

日本《このくに》の会社は、従業員同士がイチャイチャしているのに経営陣《ジジイども》が知らん顔している…

従業員さんに対して『会社は仕事をする場だ!!』と注意しない上司もドサイテーだ!!

日本《このくに》は、いつ頃からダラクしたのだ!?

1960年代後半だったと思う…

あの当時は、学生運動が盛んな時期であった…

東京都心《としん》の至る場所で大学生たちが自由と権利ばかりを求めてデモ行進や集会を開いていた…

そのニュースは、防衛大学校の寮の食堂のテレビで見たから知ってる…

私が陸上自衛隊少年工科学校《りくじのだんしこう》〜防衛大学校に在籍していた時、寮から一歩も外に出なかった…

いえ、陸上自衛隊少年工科学校《りくじのだんしこう》と防衛大学校のトップから外出厳禁だと命令されたから出なかった…と言うた方が正しい…

学校のトップからの厳命とおりに寮から一歩も出ずに勤勉ひとすじ激まじめひとすじで通した…

防衛大学校を卒業したあと、再渡米した…

アメリカ合衆国本土に到着したあと、海兵隊のブートキャンプに入った。

それからも激まじめひとすじで通した…

それなのに、日本《このくに》の若いもんはなんや!!

勤勉ひとすじ、激まじめひとすじだけの生き方で通した私の気持ちなど分かってたまるか!?

眠っている私は、ひたすら腹を立てまくりながらつぶやいた。
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