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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第207章 Oh!Yeah!(オーイェー)
「ゆきさん…もう…長くは…生きられない…」
「せや…5日前に、ゆきはステージ4の乳がんを宣告された…他にも、身体のあちらこちらにガンが見つかったのだよ。」
「そうですか…」
「ホンマにつらいのぉ…わしより先に逝《い》くなんて…」
「なんとも言えません。」
ウェンビンさんは、大番頭《おおばんと》はんに言うた。
「大番頭《おおばんと》はん、哲人《おまご》さんは?」
大番頭《おおばんと》はんは、つらい表情声で言うた。
「今朝の日航機《ひこうき》に乗って旅に出た…行き先は、哲人《てつと》の大学時代の友人が暮らしている胆振東部《いぶり》へ行った…1〜2年の間は、住み込みで働くと言うてたので…奈保子《なおこ》さんとは離ればなれになる…」
「そんな〜」
「イナさんはどないしたんぞ?」
大番頭《おおばんと》はんの問いに対して、たつろうさんが答えた。
「恋わずらいで休暇を取って韓国へ帰りました。」
「恋わずらいって…」
「よくわかりませんけど…」
「ああ、ゆりたちはまだプリンスエドワード島にいるのか?」
「はい、まだ協議は続いています。」
「ああ、ヨシタカさまが結婚したあとのことはきちんと話し合いをしないと…協議はいつまとまるのだ?」
「今月末までに取りまとめる予定です…その後も、諸々の手続きなどがございます…再合流できる日は、2018年1月1日の予定でございます。」
「年明けに再合流できるのだね。」
「はい。」
「よく分かりました…」
この時、コーヒーとフードの準備が出来上がった。
A班のメンバーたちは、ランチに入った。
「せや…5日前に、ゆきはステージ4の乳がんを宣告された…他にも、身体のあちらこちらにガンが見つかったのだよ。」
「そうですか…」
「ホンマにつらいのぉ…わしより先に逝《い》くなんて…」
「なんとも言えません。」
ウェンビンさんは、大番頭《おおばんと》はんに言うた。
「大番頭《おおばんと》はん、哲人《おまご》さんは?」
大番頭《おおばんと》はんは、つらい表情声で言うた。
「今朝の日航機《ひこうき》に乗って旅に出た…行き先は、哲人《てつと》の大学時代の友人が暮らしている胆振東部《いぶり》へ行った…1〜2年の間は、住み込みで働くと言うてたので…奈保子《なおこ》さんとは離ればなれになる…」
「そんな〜」
「イナさんはどないしたんぞ?」
大番頭《おおばんと》はんの問いに対して、たつろうさんが答えた。
「恋わずらいで休暇を取って韓国へ帰りました。」
「恋わずらいって…」
「よくわかりませんけど…」
「ああ、ゆりたちはまだプリンスエドワード島にいるのか?」
「はい、まだ協議は続いています。」
「ああ、ヨシタカさまが結婚したあとのことはきちんと話し合いをしないと…協議はいつまとまるのだ?」
「今月末までに取りまとめる予定です…その後も、諸々の手続きなどがございます…再合流できる日は、2018年1月1日の予定でございます。」
「年明けに再合流できるのだね。」
「はい。」
「よく分かりました…」
この時、コーヒーとフードの準備が出来上がった。
A班のメンバーたちは、ランチに入った。