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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第213章 春雨
「あんた!!」
「なんでしょうか?」
「うちが怒っているのか…分かってるの!?」
「はっ?」
「うちは、毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝…あれを見るたびにいらつくのよ!!」
「それはなんでしょうか?」
「毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝…うちの前を通ってガッコーへ行く子どもたちを見るたびに…つくづく思うのよ…」
「ですから、それはどういうことでしょうか?」
「毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝…子どもたちは希望に満ちあふれた表情でガッコーに通っているのよ!!」
「希望に満ちあふれた表情ってなんでしょうか?」
「ガッコーでお友だちと楽しい時間を過ごすことができる子たちは幸せだと言うてるのよ!!」
「言うている意味がよく分かりません…」
「あんたは戦後の生まれだからうちの気持ちなんか分からないのよ!!」

ますます分からなくなった…

私は、冷めた目つきでつぶやいた。

ひろこねえさんは、ものすごく怒った声で私に言うた。

「あんた!!」
「なんでしょうか?」
「あんたは、親もとからガッコーに通うことができない子どもはかわいそうだとは思わないの!?」
「はっ?」
「親もとからガッコーに通うことができない子どもはかわいそうだとは思わないのと聞いてるのよ!!」
「それは、どういうことでしょうか?」

私は、コンワクした表情で言うた。

「お言葉を返すようでございますが、クラブ活動に取り組むために県外《よそ》から来た子どもたちをなんでかわいそうだと言うのですか?…クラブ活動に取り組むことがそんなにいかんのですか?…言うていることがめちゃくちゃですよ…親もとから離れて寄宿舎生活をしている子どもたちをかわいそうだと言うコンキョはなんでしょうか?」

私に言葉を返されたひろこねえさんは『コンキョがあるから言うたのよ!!』と居直った声で言うたあと、私にこう言うた。
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