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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第217章 雲にのりたい・その2
リチャードさんの実家の親類の男の子は、リチャードさんのハトコさんである。

カノジョは、ハトコさんと同じハイスクールの卒業生であった。

おふたりは、プロム(ダンスパーティー)で一緒におどったことが縁で結婚を決めた。

日中、恋人の小径《こみち》を歩いていた新郎新婦《おふたり》はリチャードさんのハトコさんとカノジョだった。

もちろん、キャベンディッシュ教会で挙式を挙げた。

リチャードさんは、深眠《ねむり》についている私のもとに行った。

耳につけているイヤホンから大音量で歌が聴こえていた。

それでも、リチャードさんは声をかけた。

「ヨシタカさま…ヨシタカさま…」

リチャードさんは、私の閉じた目から大量の涙があふれていたのとエクスペリアの保護フィルムを貼っている画面に大量の涙がこぼれ落ちていたのを見た。

リチャードさんは、ものすごく心配な表情で見つめた。

シャノンさんは、リチャードさんに声をかけた。

「リチャード…リチャード…」
「シャノン。」
「ヨシタカさま、どうしたのよ?」
「ヨシタカさまが泣いている…」
「えっ?泣いているって?」
「うん。」
「なにかあったの?」
「分からない…聴いている歌が悲しいから泣いていたのではないのかな…」

リチャードさんがコンワクしていた時であった。

A班のリーダー5人(ゆりさんとゆかさんとゆいさんと陽子さんと美澄さん)とミンジュンさんとウェンビンさんが帰ってきた。

ゆかさんは『ただいま帰りました〜』と言うた。

リチャードさんは、ゆかさんに困った表情で言うた。

「ゆかさん、ゆかさん。」
「どないしたん?」
「ヨシタカさまが泣いています。」
「分かったわ…」

ゆかさんは、深眠《ねむり》についている私のそばに行った。

ゆかさんは、大きなカバンの中から水銀の血圧計とオムロンの電子体温計を取り出した。

つづいて、聴診器を耳に取り付けた。

その後、左腕の曲り目の部分に聴診器をあてたあとリストバンドを巻いた。

ゆかさんは、大急ぎで私のバイタルチェックを始めた。

(ペコンペコンペコンペコンペコンペコン…プシュー…)

リストバンドのエアが抜けたあと、チェックシートに血圧値と脈拍数を記入した。

ゆりさんは、ゆかさんに声をかけた。
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