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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第219章 松山慕情
(ブロロロロ…)
時は、深夜2時50分頃であった。
八幡浜港《やわたはま》でフェリーを降りた私は、ヒッチハイクした長距離トラックに乗って再び旅に出た。
トラックは、国道378号線のゴゼトンネルを通り抜けたあと長浜(大洲市)〜双海《ふたみ》(伊予市)〜伊予市中心地〜県道伊予松山港線〜県道松山空港線を通って松山市内《しないちゅうしんぶ》へ向かった。
深夜4時半頃であった。
トラックは、国道11号線と33号線がクロスする小坂交差点《こうさてん》に到着した。
トラックから降りた私は、ショルダーバッグを持って松山環状線を歩いて道後方面へ向かった。
道後温泉街《おんせんがい》に到着したのは、明け方5時50分頃であった。
またところ変わって、ドナ姐《ねえ》はんが経営している置屋にて…
置屋の中に夜の仕事《おつとめ》を終えて帰ってきた芸姑《げいこ》はんたちとコンパニオンさんたちがたくさんいた。
通りのスピーカーからラブサントスの歌で『松山慕情』が聞こえていた。
この時、ショルダーバッグを持っている私が置屋にやって来た。
私は、置屋にいるコンパニオンさんに声をかけた。
「あの、すみません。」
「あらぼうや、どうしたの?」
「ドナ姐《ねえ》はんは、ここにいますか?」
「姐《ねえ》はん?…姐《ねえ》さんはきのうからたびに出たよ。」
「旅に出たって?…あの…どちらへ行ったか分かりますか?」
「どこだったかな…ああ、京都へ行ったみたいよ。」
「京都…」
コンパニオンさんから話を聞いた私は、すぐに出発した。
(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
時は、10月7日の朝8時過ぎだった。
私は、道後温泉駅から路面電車《トラム》に乗って松山市駅《しえき》へ向かった。
松山市駅《しえき》で路面電車《トラム》を降りたあと、いよてつ高浜線の電車に乗り換えて高浜方面へ向かった。
いよてつ高浜駅で電車を降りたあと、歩いて松山観光港《かんこうこう》へ向かった。
時は、深夜2時50分頃であった。
八幡浜港《やわたはま》でフェリーを降りた私は、ヒッチハイクした長距離トラックに乗って再び旅に出た。
トラックは、国道378号線のゴゼトンネルを通り抜けたあと長浜(大洲市)〜双海《ふたみ》(伊予市)〜伊予市中心地〜県道伊予松山港線〜県道松山空港線を通って松山市内《しないちゅうしんぶ》へ向かった。
深夜4時半頃であった。
トラックは、国道11号線と33号線がクロスする小坂交差点《こうさてん》に到着した。
トラックから降りた私は、ショルダーバッグを持って松山環状線を歩いて道後方面へ向かった。
道後温泉街《おんせんがい》に到着したのは、明け方5時50分頃であった。
またところ変わって、ドナ姐《ねえ》はんが経営している置屋にて…
置屋の中に夜の仕事《おつとめ》を終えて帰ってきた芸姑《げいこ》はんたちとコンパニオンさんたちがたくさんいた。
通りのスピーカーからラブサントスの歌で『松山慕情』が聞こえていた。
この時、ショルダーバッグを持っている私が置屋にやって来た。
私は、置屋にいるコンパニオンさんに声をかけた。
「あの、すみません。」
「あらぼうや、どうしたの?」
「ドナ姐《ねえ》はんは、ここにいますか?」
「姐《ねえ》はん?…姐《ねえ》さんはきのうからたびに出たよ。」
「旅に出たって?…あの…どちらへ行ったか分かりますか?」
「どこだったかな…ああ、京都へ行ったみたいよ。」
「京都…」
コンパニオンさんから話を聞いた私は、すぐに出発した。
(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
時は、10月7日の朝8時過ぎだった。
私は、道後温泉駅から路面電車《トラム》に乗って松山市駅《しえき》へ向かった。
松山市駅《しえき》で路面電車《トラム》を降りたあと、いよてつ高浜線の電車に乗り換えて高浜方面へ向かった。
いよてつ高浜駅で電車を降りたあと、歩いて松山観光港《かんこうこう》へ向かった。