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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第222章 恋唄綴り
「あっ、おったおった…」

私は、怒った声で言うた。

「なんや…なにしに来たのだ!?」

番頭《ばんと》はんは、ふざけた声で言うた。

「そないに怒らんでもええやん…ワテは、こちらの席が空いていたから…」
「他へ行けよ!!」
「そないに怒らんでもええやん〜ワテはあんさんとごはんが食べたいねん〜」
「ふざけるな!!」

思い切り怒った私は、ショルダーバッグを持って席から立った。

番頭《ばんと》はんは、気色悪い声で私に言うた。

「おや、どちらへ行きますか?」
「おあいそして出るのだよ!!」
「もうお帰りでおますか?」
「ふざけるな!!」

思い切り怒った私は、ショルダーバッグを持って席から離れたあとレジで会計をした。

レジで会計をすませた私は、ショルダーバッグを持って店から出た。

この時、店員さんが番頭《ばんと》はんが頼んだビールとアテを持って来た。

「へえ、おおきに。」

その後、番頭《ばんと》はんはニヤニヤとした表情でビールをのんだ。

それからまた40分後であった。

またところ変わって、二条城《ニジョウゴショ》の北大手門から上へ歩いて300から400メートル先の通りにあるファミマにて…

私は、ここで今夜食べる分の食料と酒を購入した。

レジで会計を済ませたあと、店から出た。

その後すぐに目的地へ向かおうとしたが、そこでえげつない現場をまた目撃した。

事件は、店舗の裏側にある従業員口で発生した。

従業員口付近で、なさけない男と女性従業員さんがもめている声が聞こえた。

こともあろうに、なさけない男は岡山のお寺さんで番頭《ばんと》はんともめたジョウネンジだった。

あのヤロー…

京都《ここ》になにしに来たのだ!?

私は、現場の80メートル手前の場所に接近した。

そこで私は、ふたりの会話を聞いた。
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