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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第227章 人形(おもちゃ)
「ああそれとですね、もう一つこなな話を聞きやした…ジョウネンジのヤローがお見合いパーティで知り合った女性にストーカーしていたようです…飯豊会長《かいちょうはん》、聞いてますか?…飯豊会長《かいちょうはん》の情婦《レコ》だった女性でおます…ジョウネンジのヤローが飯豊会長《かいちょうはん》の情婦《レコ》をストーカーしていたのですよ…それ聞いてどない思いまっか?…ジョウネンジのヤローも、田嶋《うち》の上納金《ゼニ》をドロボーしたあと逃げた男ですよ…早いうちに始末した方がいいと思いますけど…飯豊会長《かいちょうはん》、聞いてまっか?…サツはたよりにならん…どないにいうてもケーコクで終わらせるだけや…日本のケーサツは、国民の生命財産を守ると言うておいてダラダラしてるだけですよ…せやから、ワテらでジョウネンジを始末するしかあらへんねん…飯豊会長《かいちょうはん》…今どちらにいますか?…ああ…京都にいますか…わかりやした…ほな、今夜8時にどうでおますか?…へえ…へえ…」

番頭《ばんと》はんは、このあと受話器ごしにいる飯豊会長《かいちょうはん》と打ち合わせを始めた。

どうしよう…

えげつないやりとりを聞いてしまった…

あの様子では…

番頭《ばんと》はんが…

より過激な行動に踏みきるかもしれない…

どうしたらいいのだ…

私は、ゆっくりとした足取りで現場から立ち去った。

それから80分後であった。

私は、JR宝塚駅の待合室のベンチに座って身体を休めていた。

この時であった。

ドナ姐《ねえ》はんの置屋にいたコンパニオンさんと会った。

コンパニオンさんは、私に対してドナ姐《ねえ》はんが九州へ行ったことを伝えた。

急がなきゃ…

(ゴーッ…)

時は、夜7時過ぎであった。

私は、大阪伊丹国際空港から最終の福岡行きの全日空機に乗って再び旅に出た。

機内にて…

私は、ひどくソワソワした表情で窓に写る風景を見つめながらつぶやいた。

急がなきゃ…

時間がない…

ドナ姐《ねえ》はんを早く見つけないと…

手遅れになる…

ドナ姐《ねえ》はんと会ったあと、すぐに韓国へ行こう…

マァマのいる韓国へ行きたい…

マァマに会いたい…

マァマは、どこにいるのか…

マァマ…

マァマ…

その前に…

ドナ姐《ねえ》はんを見つけなきゃ…
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