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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第228章 赤い花・白い花
時は、2018年9月2日の夕方6時過ぎであった。

ところ変わって、今治新都市《しんとし》のイオンモールのきらめきコートにて…

きらめきコートで開催されている歌合戦は、最大の見せ場であるトリ・大トリに入った。

33組目以降は、号泣ソングがつづいた。

ステージ裏で33組目からトリまでの間の歌を聴いていた私は、泣きそうになった。

『シクラメンのかほり』『北の宿から』『ちいさい秋みつけた』『時の過ぎゆくままに』『七つの子』『吾亦紅《われもこう》』『恋唄綴り』『想い出迷子』『雲にのりたい』『難破船』『泣いていた女の子』(NHKみんなの歌より)『夕ぐれ時はさびしそう』『かあさんの歌』『恋人よ』…

何度聴いても、涙がポロポロとこぼれる…

桜子たち・アンナ…

桜子たちとアンナのもとへ帰りたい…

…とつぶやいた。

そしていよいよ、最大の見せ場であるトリ・大トリが来た。

トリを務める東軍は、女性向けアプリ開発会社の女性社長さん(26歳)がステージに上がった。

曲目は、NHKみんなの歌でなんども放送された歌で『赤い花・白い花』である。

女性社長さんは、涙をポロポロと流しながら震える声で歌っていた。

私は、思わず泣きそうになった。

けれど、まだここで泣くのは早すぎる…

私は、そう言い聞かせながら出番を待った。

もうすぐ大トリだ…

あと少しで終わる…

がんばろう…
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