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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第236章 雨の慕情
「オドレマンネンイン!!わしや…竹宮だ!!…オドレはワテの声が聞こえんのか!?…コラ!!オドレはジコーと言う意味が分かってないみたいだな!!…事件のジコーと言うのは、逮捕ではなく起訴の期限だ!!…やかましいクソガキャ!!…名古屋で発生したカップル襲撃事件でオドレがレイプして殺した女性は…飯豊会長《かいちょう》のもと情婦《レコ》だった女だぞ!!…オドレは、飯豊会長《かいちょう》の情婦《レコ》を殺した仲間のリーダーだと言うことは分かってるのだぞ!!…オドレは仲間たちに責任をなすりつけたあと、あちらこちらを逃げ回った!!…その末に、オドレは吉岡組《ヨシオカ》の組長《オヤブン》に助けを求めた…ほんで、ワテらを封じ込めた…この野郎!!…なんや…見のがしてくれだと!!…ほんならカネ作れ!!…1億だ…1億はろたらこらえたる…5000万しか用意できんだと!?…アカン!!1億と言うたら1億だ!!…5000万じゃくて1億作れ!!…」

この時、受話器ごしに舌打ち音が聞こえた。

舌打ちされた番頭《ばんと》はんは、激怒した。

「オドレ御曹司《クソガキ》!!さっき舌打ちしたな!!…ワテに対して舌打ちするとはどう言うことや!?…なんや…バカとはなんや!?」

受話器ごしから『バカをバカと言うたらいかんのか!?』と言う声が響いた。

思い切りブチ切れた番頭《ばんと》はんは、電話機の上に積まれている10円玉を投入口に8枚入れながら言うた。

「なんや御曹司《クソガキ》!!ワテに対してケンカを売る気か!?…しかけたのはテメーの方だ!!…なんや!!払わんだと!?…『バーカバーカ!!』だと!?…この野郎!!ワテのどこがくるくるパーだ!?…ワテの髪の毛にオリバーソースをかけて食うたろかだと!?…ワテの髪の毛はオリバーソースヤキソバか!?…ペヤングだろうかなんだろうがどーでもええわ!!…やかましい!!…おい!!わろとる場合じゃないぞ!!今から24時間以内に1億作れ!!さもなくばどないなるかわかったんやろな…ああ!!」

(ガシャーン!!)

思い切りブチ切れた番頭《ばんと》はんは、電話をガチャーンと切ったあとちびたえんぴつでメモをなぐり書きした。

私は、この時現場からゆっくりと立ち去ったあと大急ぎで逃げた。

どうしょう…

またえげつない現場を見てしまった…

こわい…
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