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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第20章 一粒の砂
またところ変わって、宮崎市旭《しないあさひ》にある宮崎県警本部にて…

ママは、館内にある取り調べ室にいた。

ママは、10人の刑事たちからあれこれとめんどいことをたずねられたのでうんざりしていた。

刑事たちは、ママに対して事件が発生した8月19日の晩はどこにいたとしつようにたずねた。

ママは、気が狂いそうな声で刑事たちに答えた。

「アタシは知りません!!」

刑事たちは、ママに対して困った声で言うた。

「私たちは、あなたを容疑者だとは言うてませんよ〜」
「それなら解放してよ!!」
「ですが、あなたが殺された升岡《ますおか》さんの知人であるから…」
「アタシが升岡《ますおか》さん(ホステスの女)を殺したと言いたいのでしょ!!」
「そんなことは言うてませんよ〜」
「だったら解放してよ!!」
「ですが、升岡《ますおか》さんのことを一番に知っているのはあなたしかいないのですよ~」

ママは、怒った声で刑事たちに言うた。

「そんなにアタシを容疑者にしたいのね…あなたたちは何がほしいのよ!?」
「何がほしいって?」
「あんたたちはカネがほしいのでしょ…」
「違いますよ〜」
「それじゃあ、なにがほしいのよ!?」
「なにがほしいって…」
「賞状がほしいのでしょ…」
「それもあるけど…」
「やっぱりそうよね…警視総監《めうえのひと》から賞状をもらうためなら、無実の人間を容疑者にするのね!!」
「そんなことはしません!!」
「居直らないでよクソバカ公務員《コネヤロー》!!あんたらは学生運動をするために大学に行ったのでしょ…シューカツせずに華のキャンパスライフをオウカした…卒業間際になって、親に対してピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーと泣きわめいた末に警官になった…だからあんたらはバカなのよ!!…温和な環境で育ったあんたらはものすごくイラつくのよ!!コネ野郎!!ナマケモノ!!」

ママからボロクソになじられた刑事たちは、ひどくうろたえた。

捜査一課長《いっかちょう》のワッペンをつけている刑事は、はだしの足にスコーピオン(水虫の薬)をつけていた。

端にいた刑事が捜査一課長《いっかちょう》に対して困った声で言うた。
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