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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第23章 愚図(ぐず)
(ガタン!!ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ…カチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャ…ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ…)

時は、朝7時過ぎであった。

私は、シャッターがひらく機械音とアルミケースについているキャスター音でたたき起こされた。

私がめざめた時、倉庫の中に数十人の倉庫内にいる若い衆たちがアルミケースを押しながらはげしく往来していた。

それから10分後…

(ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ…バタン!!)

数十人の若い衆たちが倉庫から出たあと、再びシャッターが閉じた。

私にはよくわからないけれど、彼らは女主人が運営しているしいたけプラントの従業員さんたちか?

そんなことはどうでもいい…

ひとり取りのこされた私は、アルミの流し台の下の棚にあるみどり色の大型プラスティックケースの中からはさみを取り出すなど…仕事に取りかかる準備を始めた。

(チョキンチョキンチョキンチョキンチョキンチョキンチョキンチョキンチョキンチョキンチョキン…)

私は、キンショウブロックについている実(しいたけ)と切れはしをはさみでつみとった。

実(しいたけ)は、黄色の大きめのプラスティックケースに…切れはしは白濁色のバケツに分けて入れる…

実(しいたけ)は、店やで作るオタフクソースやきそばの具材に使う…

切れはしは、バケツに集めたあと市指定のゴミ袋に入れる…

若い衆たちは、朝の早い時間と夕方頃にアルミケースを取りに来る…

それまでにキンショウブロックについている実(しいたけ)と切れはしを取り除いて、ホースの水でセンジョウしておく…

毎日がこの繰り返しである。

私は、ひとことも言わずにもくもくと仕事に取り組んだ。

私は…

ほんとうにこれでいいのだろうか…

一刻もはやく大番頭《おおばんと》はんたちを見つけなきゃいかんのに…

でも…

旅費が底をつきたら話にならない…

1円でも多くかせがなきゃ…
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