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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第23章 愚図(ぐず)
やっぱりそうだよ…

私は、陸上自衛隊少年工科学校《りくじのだんしこう》〜防衛大学校にいた時は、寮長から外出厳禁と言われたから外に行けなかった…

それなのに、元教官の弟さんはふざけてる…

私は、そうつぶやいた。

女主人は、私に対して怒った声で言うた。

「うちは、26で終戦を迎えたのよ…あの時、うちはホーテンにいたのよ!!…その時…つらい引揚げを経験したのよ…生まれた家は十日市町《トーカイチ》(広島市中区)にあったけど…ピカ(原爆投下)でワヤになった…うちの親類たちも…ピカ(原爆投下)で全員亡くなったのよ…うちも、ホーテンにいた時にソ連兵たちからゴーカンの被害を受けたのよ!!…うちらはそんな極悪な状態で生きてきたのよ…本土に帰還したあとは、一人ぼっちで生きてきたのよ…一人ぼっちになっても必死になって働いたのよ…戦後生まれのあんたにうちらのつらい気持ちなんか分かるわけないわよ!!」

女主人は、ものすごく怒った声で言うたあとのみかけのおひやをゴクゴクとのみほした。

私は、ボーゼンとした表情であたりをみわたした。
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