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ビッケとビッチ
第2章 11月19日日曜日午後5時~
 12

 和哉くんは本当に気持ち良さそうに身悶えていた…
 そして、攻めているわたし自身もシンクロしたかの様に、感じ、疼いてきていた。

 だけど拘束状態にしての、乳首弄りと、扱きは、若い和哉くんには強烈過ぎたのかもしれない…

「あっ、うっ、あ、ゆ、悠里さぁん…」
 和哉くんは身悶え、喘ぎ、そしてチンポが限界の震えを起こしてきたのである。

「あらぁ、ヤバいのぉ?」
 わたしは愛撫しながら問う。

「あ、は、いか、は、はい、や、ヤバいっすぅ」
 さすがに限界のようである。

 今夜の和哉くんに対してのわたしの中のテーマは、限界ギリギリまで攻めて、耐えられせ、堪えさせ…
 爆発的な快感の絶頂感を与える事なんだ。

 そしてそれにより、わたしに飼い慣らせられる…
 それが一つ。
 
 もう一つは…
 わたしの感じるところや、感じるヤリ方を彼に教え、仕込む事であった。

「もう、しょうがないなぁ」
 わたしはそう呟き、愛撫を止める。

「ううっ、はぁぁ…」
 すると、途端に安堵の吐息を漏らしてきた。

 そしてチンポが、ビクン、ビクンと激しく震えてくる…

「あ、あのぉ…」
 和哉くんが…

「あっ、そうだ、そうよね」
 わたしは上半身のパーカーを脱がせてあげ、そして…

「うふ…」
 わたしは思わず、顔が出たところでキスをしてしまう。

 実は、和哉くんが可愛くて、かわいくて、大好きで、大好きで堪らないのだ…
 いや、そんな想いの感情を必死に押さえていたのである。

 だから、ふと、油断をしてしまうと、無意識にそんな感情に心が流されてしまうのだ…

 好きと恋心が紙一重で心の中に存在し、せめぎ合っていた…

 そして…

 どうせ、そんな高まり、昂ぶりの想いなんて直ぐに醒めて、冷めてしまう事も分かっている。

 わたしのこれまでの経験上、ピークは約三カ月であった…

 だからこそのセフレであり…

 ペットであり…
 昔飼っていたペットのビッケ的な存在感の選択なのである。

 そして…

 和哉くんは、わたしに対しては完全に…

 恋心なのだ…
 



 
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