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みんな大好き♡中華まん男子
第4章 寒い冬には、ほっこりフカフカ肉まん男子
ギュルルル~!
お腹が鳴った…。
「あ~お腹が空いたよね!包子ちゃん、カツ丼でいいかな?」
「……うん…カツ丼で…。」
ローマでの私の野望は、潰えた。
もう…伍吾一くんがダメなら、本当の肉を食ってやる!
「包子ちゃん!凄いよ!電子レンジがあるよ!」
「電子レンジ…あっ!肉まん!」
「チンして、食べようよ!」
「うん…そうだね。」
お婆ちゃんから貰った肉まんを少しお水に濡らしてレンジに掛けた。
チ~ン!
「出来たよ~!」
艶々で湯気を出してる肉まんは…まるで伍吾一くんみたいだ。
「うわっ!これ凄い美味しい!」
「本当だぁ~!どこのかな!」
「何かね~大阪で、有名なやつだって言ってたよ!」
「そうなんだ…お婆ちゃん大阪の帰りだったんだ…。」
肉まん一つで、凄く幸せな気持ちになった。