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みんな大好き♡中華まん男子
第2章 火傷にご注意とろ〜り甘々こしあんまん男子
『何時に帰ってくる?』
『19時には駅に着くわ。』
今朝の亮との会話だ。
「はぁ…はぁ…。」
もう22時になる…空気が冷たくて、息を吸うと喉がチクチクする。
「もう…はぁ…亮のバカ!」
私は猛ダッシュで、駅に向かった。
この角を曲がると、駅だ……いたっ!
改札をジッと見て、ガタガタ震えてる亮が立っていた。
「はぁ…はぁ…たく…本当に犬じゃないんだから…。」
駅に近付いていくと、亮がクシャミしてこっちに振り向く。
「あ~!美貴さん!何でぇ~?」
亮は凄い驚いて、私と改札キョロキョロ見返す。
「亮っ!」
大声で、名前を呼ぶ…
「美貴さ~ん!お帰り~!」
両手広げて、駆け寄って来た。