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みんな大好き♡中華まん男子
第3章 身も心もヒリヒリ…スパイシー辛口カレーまん男子
「だいたい君は、注意力に欠けてるんだよ!」
「はい…。」
「解らないなら、早く誰かに聞けばいいだろ!」
「はい……。」
「解ってないクセに変な自信があって、厄介だ!」
「ひゃい…グシ…。」
解ってるわよ~。
そんなにコンコン言わなくたって…
「泣いたって、進歩が無ければただの自己満足だ。悲劇のヒロインごっこしてる暇あるなら、努力しろよ!」
「く…解りました…。」
泣くのを堪えて、下唇を突き出す。
解ってるわよ…でも、おっちょこちょいは、中々直せないんだも~ん!
「ほら…レストラン、ここでいいか!」
鼻水をすすりながら、見上げると
「ふぅ……あっ、ここ…。」
「来たい言ってただろ!早く、入るぞ!」
前から気になってた、予約制のイタリアンレストランだった。