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みんな大好き♡中華まん男子
第3章 身も心もヒリヒリ…スパイシー辛口カレーまん男子
土曜日
私は今、こないだ紹介された専務の甥っ子と、高級レストランでお見合いをしている。
月曜の一件から、正弥とは口を聞いてない。
仕事も無言か、社内メールで指示された。
「はぁ~。」
「あっ…楓さん…つまらないですか?」
見合い相手の専務の甥っ子、三宮さんが心配そうに聞いてきた。
「いえいえ!違います~。仕事の事で思い出した事がありまして!」
「そうですか…楓さんは仕事熱心なんですね。」
優しく微笑みまれる。
グス…久々に人の温かさに触れた気がしてしまう。
こないだ号泣してから、涙腺が脆いわ~。
三宮さんは、凄い温和な雰囲気で、可愛らしい顔立ちをしていた。
好みのタイプとは違うけど、癒し系…
例えるなら、ミルクチョコまんみたいだわ。