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美少女グラビア誌『マカロン6月号』撮影秘話
第1章 お菓子系少女Rika
皆で協力して積み込んだら意外と早く終わった。
「あーあ、スーツが汚れちゃったわ。」
スーツをポンポンとはたく江崎さん。
「すみません。」
私はジーンズで来てよかった。
「帰り本当に大丈夫?」
「はい、真田さん近所なので。今日はありがとうございました。」
「あなたって子は本当に素敵な女の子ね。」
「いえ、そんなことはないです…」
「この数時間のうちにここにいる皆があなたのこと気にしてるのがわかるわ。」
「…ありがたいことです。」
「ふふ、じゃあ行くわね。またね。」
「はい。」
江崎さんは現場から去っていった。
「ようし、終わった。じゃあ梨果ちゃん帰ろうか、乗って。」
「はい、お願いします。」
真田さんの車に乗り込む。
「監督さんは?」
スタッフの一人に訊ねる。
「トイレの個室に籠もってるみたいです。腹でも下したのかな?」
「そうですか…それじゃよろしくお伝えください。皆さんお疲れ様でした。さようなら。」
スタッフさんたちに手を降って現場を後にした。
「梨果ちゃん……後ろ見てみ。」
バックミラーを見ながら真田さんが言う。
後ろを振り返ると皆がまだ手を振っていた。
窓を開けて身を乗り出して手を大きく振り返した。
「あーあ、スーツが汚れちゃったわ。」
スーツをポンポンとはたく江崎さん。
「すみません。」
私はジーンズで来てよかった。
「帰り本当に大丈夫?」
「はい、真田さん近所なので。今日はありがとうございました。」
「あなたって子は本当に素敵な女の子ね。」
「いえ、そんなことはないです…」
「この数時間のうちにここにいる皆があなたのこと気にしてるのがわかるわ。」
「…ありがたいことです。」
「ふふ、じゃあ行くわね。またね。」
「はい。」
江崎さんは現場から去っていった。
「ようし、終わった。じゃあ梨果ちゃん帰ろうか、乗って。」
「はい、お願いします。」
真田さんの車に乗り込む。
「監督さんは?」
スタッフの一人に訊ねる。
「トイレの個室に籠もってるみたいです。腹でも下したのかな?」
「そうですか…それじゃよろしくお伝えください。皆さんお疲れ様でした。さようなら。」
スタッフさんたちに手を降って現場を後にした。
「梨果ちゃん……後ろ見てみ。」
バックミラーを見ながら真田さんが言う。
後ろを振り返ると皆がまだ手を振っていた。
窓を開けて身を乗り出して手を大きく振り返した。