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鼓膜から流れ込む愛
第2章 密着した身体

「でさぁwあの女、ブスの癖に財布出さねぇのw」
「でたーw奢られたがりのブスw」
「まぁ、胸はデカかったからそのままホテル行ったけどさwブスで萎えるからずっとバックでヤってたわw」
「ちゃっかりお持ち帰りしてんのかよw」
「当たり前だろw」
青年たちは大声で下品な話をしながら、ひと段落つくと一気飲みをする。
来店してからずっとこんな調子だ。
内容が内容なだけに、正直あんまりいい気分にはならない。
「すみません、注意してきますね」
「いやいや!大丈夫ですよ!私が気にしなきゃいいだけですし」
「ですが…」
「私はこうやって飲んでるだけで満足なので」
(触らぬ神に祟りなし…ああいう陽キャは注意とかしたら逆ギレしそうだし…)
面倒ごとには巻き込まれたくないし、片平さんも巻き込まれて欲しくない。
気にせず私は片平さんとの時間を楽しもう。そう思い、談笑を再開した。
「てかさー、あのお姉さん行けそうじゃね?」
「わかるwこんな時間に一人で飲んでるとか、絶対ナンパ待ちだろw」
片平さんとの談笑が盛り上がってきた時、そんな会話が聞こえて嫌な予感がした。
「ねーねーお姉さん」
嫌な予感は的中。気が付けば私の両サイドに青年たちが座っていた。
「お姉さん一人だよね?良かったら一緒に飲もうよw」
「俺たち奢るからさーw何なら場所変えて飲みなおそうよw」
「いや…私は…」
普段陰に生きている私にとってこのテンションはきつい。言葉が咄嗟に出てこない。
「拒否らないってことはOKってこと?w」
「よっしゃー!ほら、行こうぜw」
「ちょ…」
腕を捕まれ、椅子から無理矢理降ろされそうになる。
が、急に引っ張られたからか、バランスを崩し、椅子ごと後ろに倒れる。
(やばっ…!)
衝撃を覚悟し、目を固く瞑る。
「でたーw奢られたがりのブスw」
「まぁ、胸はデカかったからそのままホテル行ったけどさwブスで萎えるからずっとバックでヤってたわw」
「ちゃっかりお持ち帰りしてんのかよw」
「当たり前だろw」
青年たちは大声で下品な話をしながら、ひと段落つくと一気飲みをする。
来店してからずっとこんな調子だ。
内容が内容なだけに、正直あんまりいい気分にはならない。
「すみません、注意してきますね」
「いやいや!大丈夫ですよ!私が気にしなきゃいいだけですし」
「ですが…」
「私はこうやって飲んでるだけで満足なので」
(触らぬ神に祟りなし…ああいう陽キャは注意とかしたら逆ギレしそうだし…)
面倒ごとには巻き込まれたくないし、片平さんも巻き込まれて欲しくない。
気にせず私は片平さんとの時間を楽しもう。そう思い、談笑を再開した。
「てかさー、あのお姉さん行けそうじゃね?」
「わかるwこんな時間に一人で飲んでるとか、絶対ナンパ待ちだろw」
片平さんとの談笑が盛り上がってきた時、そんな会話が聞こえて嫌な予感がした。
「ねーねーお姉さん」
嫌な予感は的中。気が付けば私の両サイドに青年たちが座っていた。
「お姉さん一人だよね?良かったら一緒に飲もうよw」
「俺たち奢るからさーw何なら場所変えて飲みなおそうよw」
「いや…私は…」
普段陰に生きている私にとってこのテンションはきつい。言葉が咄嗟に出てこない。
「拒否らないってことはOKってこと?w」
「よっしゃー!ほら、行こうぜw」
「ちょ…」
腕を捕まれ、椅子から無理矢理降ろされそうになる。
が、急に引っ張られたからか、バランスを崩し、椅子ごと後ろに倒れる。
(やばっ…!)
衝撃を覚悟し、目を固く瞑る。

