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愛蜜花 〜優しいSとMの関係〜
第1章 1
『ほら。
ちょっと触るだけで、こんなに蜜が溢れ出て来るよ』

さっき、幸介に与えられた刺激によって、蜜がトロリと溢れ出ているのが、鏡越しに見える。
二人で同じところを見ていることを意識すると、恥ずかしさが増して、全身に熱が回る。
二人で見ているそこが、ヒクヒクと小さく震える。

『…幸介…さぁん…っ』

甘えた声が、口から零れる。
けれども、幸介の動きが変わることはない。

『ほら、触って。』

そう言い、幸介が右手だけで葵の手を秘部に誘う。
両腕を外側から抱え込まれているため、更に手を逃がすことはできない体制になった。

…正直。
恥ずかしさと、快楽を求める気持ちとが格闘していた。

『葵の恥ずかしがるところ、もっと見せて』

そう、耳元で囁かれて、
クチュッ…
幸介から開かれたその間を控え目に指で触れる。

『…んっく…っ』

ブルブルっと身体が震える。

『可愛いよ。とても。
ほら、もっと触って。』

そう言い首筋に甘噛みを、繰り返される。
その甘い刺激と、恥ずかしさとで、頭が真っ白になる。
一度触ってしまうと、そこからは快楽に従い指を進める。

クチュクチュと控え目に音を立てて、蕾を自分で転がすと、静かに快楽が身体を襲う。
快楽に目を瞑り、身体の感覚だけを求めて指を動かす。

すると、今まで背中を支えていた幸介が身体を離す。

『そのまま、続けて。
止めたらお仕置きだよ。』

と、言いながら離れて行ってしまった。
もう、快楽が欲しくて指を止めることはできなかった。
更に一人になったことで、指の動きが早くなる。

『…んっ…ふぅ…っん』

クチュクチュとした音が、さっきよりも大きくなる。
蜜を指に絡ませながら、蕾を刺激し続ける。

『んっ、あぅっ…んっ』



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