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愛蜜花 〜優しいSとMの関係〜
第3章 3
『んっ…』

その衝撃に、思わず声が漏れた。
これから起こる期待も込めてだったのかもしれない。
肩紐をゆっくり下ろされていく。

『…恥ずかしい過ぎます。
こんなところで。』
『凄く綺麗だよ。』
『…っ。
そ、そんなことないです。』
『綺麗だから、ちゃんと見せて』

と、ブラを完全に外されて、パンティに手がかけられる。

『…っ…夏目…さん…っ…』
『幸介。
夏目さんって、なんかよそよそしいじゃない?』

と、笑いながら、するりと下着を外していった。

『…や……夏目さん…っ…』

恥ずかしくて、足を閉じて身体を捩らせる。
すると、すかさず足を小さく開かせて、

『幸介…だよ。』

と、するりと脚の間に指を滑らせてきた。

『幸介…さん?』
『ううん、幸介。』

今度は、さらに脚を広げて指をそっと私の一番熱い場所に付けて来た。
もしかして…幸介さん…

『意地悪、ですか?』
『ほら、幸介って呼んでみて?』

と、言うと、さっき付けた指を少しだけふわっと動かした。
幸介さんは、私の言葉をそのままスルーして、さっきからの問い掛けを続ける。
動かし方が、凄く絶妙で。
クチャっと、いやらしい音が控えめに聞こえた。

『…んっ…あ…』

と、我慢できず、声が漏れる。
それを合図に、幸介が更に指を動かしてきた。

『…んっ、くっ…っ…』

クチュクチュ…
さらにいやらしい音が耳をくすぐる。

『ちゃんと呼んで?
幸介って。』
『…幸介…っん…あっ…』

名前を口にすると、ヌルリと指が中に入って来た。
それでも、なるべく声を殺している。

『葵…声、聞かせて…』

と、耳元で囁かれ、指が更に奥に押し込まれると、身体全体に電撃が走ったように、身体が跳ねた。

『…んっ…あっ…』

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