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愛蜜花 〜優しいSとMの関係〜
第5章 5
結局、その日はそのまま一日裸で過ごし、ゆっくりとお話して夜には帰宅した。

その後、幸介から連絡が入ったのは金曜のことだった。

「明日の夜、会わない?」

すぐにOKの返事を送る。
その後幸介から、時間と場所の指定が来てそれにもOKの返事を送った。

その店も前回同様、女の子の間では評判の良い店らしくて。
とはいえ、私が知る女の子情報は大体、凛子からの情報なんだけど。

週末の夜は、大体凛子と飲んでいることが多い。
それも、大体金曜の夜。
凛子の彼は、週末の夜は仕事だからというのもある。
大体、飲むと言っても、何ヶ月に一度かは合コンならぬ、交流会みたいなものに駆り出されるのだけど。

『ごめーん、葵、お待たせー。』

待ち合わせの時間を少し過ぎた頃、凛子がやってきた。
今日は、お気に入りの焼き鳥屋さんだ。
既に自分好みのものを軽く注文してあって、凛子は席に着くと生ビールを追加注文した。

『お疲れ様ー。
適当に頼んであるから。』
『うん。ありがとー。』

先に着いた方が、先に自分の好きなものの注文取っておく、というのが何と無く暗黙のルールみたいになっていて、何と無く注文するものもパターン化してたので、それプラス自分の好きなものをちょっと追加するっていうのが、二人のパターン。
間も無く、ビールが到着する。

『お疲れ様ー』
『おつかれー』

カツンとグラスを合わせた。



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