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拓也と菜津美
第6章 微笑(菜津美)
「ちょっと、寄り道していこ!」
菜津美はいつも降りる駅に着いたとき、悪戯っぽく微笑み、少年に囁いた。
ドアが開くと、強引に少年の腕をひき電車を降りて改札口を出た。

駅から少し歩き、大通りから一本入ったところに小さな公園がある。
平日の朝、住宅地にある公園に人影は無かった。
菜津美は少年の手をひき、片隅にある公衆トイレのドアを開けた。

…☆…☆…☆…☆…☆…

「また、時々しょうね。」
「次は、い・れ・て・ね!」

菜津美はそう声をかけ、ぼーっとしている彼をのこし、会社へと向かった。
いつになく、菜津美の足どりは軽かった。

(お子ちゃまがもう少し大人になるまで…)
(しばらくは、この仕事続けよっか…)

会社のドアを開ける時、菜津美は入社以来初めて微笑んでいた。
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