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私は夫以外の男のモノになった
第2章 寝室
「嫌いになんて、なれないわよ。」

夫の頬を触ると、夫は一生懸命に腰を振る。

「ああ、美月。君と出会えた事が、俺にとって最高の奇跡だよ。」


こんな夫を、一度でも裏切ったなんて。

「美月、俺の精子。受け取ってくれるね。」

「ああ、ちょうだい。」

夫をぎゅっと抱きしめると、熱いモノが子宮に流れてきた。

「来たよ。奥まで来たよ。あなたの精子。」

「美月。幸せだよ。こんな情熱的な朝を迎えるなんて。」

そして、ずっと夫とキスを繰り返した。


ああ、子供なんて本当はいらないのかもしれない。

この夫がいれば、二人きりの生活も楽しいはずだ。


「じゃあ、行ってくる。」

夫はなぜかすっきりとした顔で、仕事に出かけて行った。
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