この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私は夫以外の男のモノになった
第5章 教室3

そう言うと徹君は、私の肩に寄り掛かった。
愛おしい。
徹君を強く抱きしめたい。
でも、もうできない。
こっちを見た徹君は、驚いていた。
「何で?泣いてるの?」
「えっ……」
目に手をやると、濡れていた。
「なんか、悲しい事でもあったの?」
悲しい事。
念願だった子供ができた。
なのに今は、こんなにも悲しい。
「何でも言って。美月の悲しさ、半分にしてあげる。」
徹君の指が、私の涙を拭ってくれた。
「美月。愛してるよ。」
その笑顔に引き寄せられるように、言葉が口から出た。
「……子供ができたの。」
徹君は目をぱちくりさせている。
「お腹に、赤ちゃんがいるの。」
愛おしい。
徹君を強く抱きしめたい。
でも、もうできない。
こっちを見た徹君は、驚いていた。
「何で?泣いてるの?」
「えっ……」
目に手をやると、濡れていた。
「なんか、悲しい事でもあったの?」
悲しい事。
念願だった子供ができた。
なのに今は、こんなにも悲しい。
「何でも言って。美月の悲しさ、半分にしてあげる。」
徹君の指が、私の涙を拭ってくれた。
「美月。愛してるよ。」
その笑顔に引き寄せられるように、言葉が口から出た。
「……子供ができたの。」
徹君は目をぱちくりさせている。
「お腹に、赤ちゃんがいるの。」

