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梨果サイドストーリー
第2章 手に入れた非日常
おじさんのことも良く知れた。
クールに見えたおじさんは時には情熱的だった。

一度私の身体に大量に射精したのに私がお風呂から上がったら急に抱きしめてきて、激しいキスをしながら私のお腹で二度目の射精してた。

意外と悪戯好きでちょっと意地悪なおじさん。

今日散々辱められたので、いつもブラウスの透け防止に着ていたニットベストもパンチラ防止のスパッツも着ないで過ごせる気がしてきた。本当は暑いから着たくなかったし。訓練と思って帰りはスクールバッグにしまって帰った。

今日の半日でいろいろな事を学べたし男性についてもおじさんの事も“知らなかった自分”の事も知れた。

たくさんの非日常が私に訪れてくれた。

おじさんと別れるのは寂しかったけど、息子さんがいるらしく帰宅の時間が迫っていた。

女子中学生なんかと家に居るのをご家族に見られたらおじさんに迷惑がかかるので寂しいけど帰ることにした。

自転車でおじさんの家を後にすると同い年くらいの男の子とすれ違いざまに目が合った。何となくイケオジの面影があったのできっと息子さんだと思う。

自宅に着き自転車をしまっていると、玄関から自治会長の田村さんが出てきた。

「あれ、梨果ちゃん、今帰りかい。そうそう昨日は驚いたよ、お疲れさんだったね。ふふふ。“服を着てて”も可愛いね。」

せっかくいい気分で帰ってきたのに嫌な人に会ってしまった。

「こんばんは。」

極力会話をしたくなかったので挨拶だけして逃げるように家に入った。身体に刺さるような視線を感じながら…。

玄関を入ると階段を上っていく父の後ろ姿が見えた。心なしか元気がないように見えた。

嫌な人に会って気分が落ち込んだので、さっき帰り際におじさんに日帰り温泉旅行に誘ってくれた事を思い出した。

「次の日曜日かー。楽しみだなー。」

意地悪で悪戯好きなおじさん。今度は何を企んでいるかわからないけど、きっと何か新しい非日常を与えてくれる。

私はおじさんの事ばかり考えるようになっていた。

「あ、可愛い下着持ってないや…。」
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