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僕の麗子さん
第3章 逢瀬
僕はちょっとくすぐったくて笑ってしまった。
「ほら、こうしてキスの跡が残ったわ…領くんは私のものよ…」
「いいよ、僕はいつだって麗子さんのものだよ…」
そう言うと僕らはまた深いキスをする。
麗子さんは結婚していて人妻だった。
子供は出来ない体質らしくいなかった。でも、ピルを飲んでいた。
夫の聡とは仲は悪くはなかったが、空気の様な存在になっていた。
セックスもマンネリ化し、会話はいつも仕事の話しだけだった。
麗子さんはジュエリーのデザイナーもやっている。
ネットでも“ジュエリーアクア”は有名だった。
特に、若い女性からの支持が多かったのだ。
そんな麗子さんは仕事も忙しかった。
僕と会うのはいつも月に2回くらいだった。
だから、僕は麗子さんと会えるととても嬉しくて仕方がなかった。
「好きよ、領くん…」
「僕もだよ、麗子さん…」
僕らはいつも誰にも知られることなく密かに会っていた。
それは特に麗子さんの自宅で会う事が多かった。
夫の聡は出張が多くて留守が多かったからだ。
僕は朱音と初めてのセックスをしてから麗子さんを知った。
麗子さんは僕からしたら二人目の女性だった。
僕は麗子さんから色んなセックスのテクニックを教わった。
そのテクニックは僕らのセックスを豊かにしてくれた。