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僕の麗子さん
第7章 喜び
事務所での一件があった後、暫く麗子さんとは会えなくなっていた。
僕は、毎日がとても寂しかった。

麗子さんの事を思うと胸が張り裂けそうだった。
毎日、電話が来るのを待っていた。

でも、なかなか僕の携帯の着信は鳴らなかった。
もう、麗子さんとは終わりなのかも知れない。

そう、思っていた時だった。
僕の携帯の着信が鳴ったのだ。

番号を見てみると麗子さんだった。
僕は速攻で通話のボタンをタップする。

「もしもし…領くん…」
「麗子さん、そうだよ、僕だよ…」

僕は嬉しくてたまらなかった。

「暫く連絡できなくて、ごめんなさいね…」
「いや、いいんだ、こうしてまた電話くれたから…」

「今日は空いてるかしら?」
「うん、空いてるけどなんで?」

「私の家に泊まりに来ない?それで、海にでも出かけましょうよ。夕飯も一緒に食べない?…」
「え?本当に?いいの?旦那さんは大丈夫なの?」

「主人は出張で帰って来ないのよ。だから大丈夫よ…」
「分かった、直ぐに行くよ…」

そう言うと電話は切れた。

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