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第2章 ７週間

翌日の放課後　

沙也と千鶴は　3年の教室を訊ね　坂本の前に立ち

「坂本先輩　この後　私達にお話聞かせて欲しいんですが」

坂本は突然訪ねてきた　2年生を前に怪訝な顔をした

「坂本先輩と緒方先輩お二人に　寺田先生と遠藤先生の事を・・・」
坂本の顔が青ざめ　2人に背を向けた時

「二人の先生　ギャフンと言わせたく無いですか？」

「先輩信じないかも知れないんですが　1年生の女の娘を　助けたいので」

沙也が　坂本の腕を取り　耳元で囁いた　坂本が二人を見て　

「何処に　行く？」　

「緒方先輩も　呼んで頂けますか？」　
千鶴が言うと頷いて　4人で　勇太の部屋に集まった

6畳に　勉強机と　ベッドの勇太の部屋に5人は　少し狭い　
坂本と緒方をベッドに座らせ

3人は床に座り　勇太が桜の木に居る　娘の話をすると　
坂本と緒方は怪訝な顔をした

恵美が勇太から離れ　坂本と緒方の頭をそっと撫で　
勇太の体に戻ると

・・・勇太　少し寝てて　今から女子トークだから・・・　
強引に　勇太の意識を閉ざしてしまった