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第2章 ７週間

朝ごはんは　母親の声に　

「　いらない！！　」　

勇太は洗面所で慌てて　歯を磨いていた
鏡を見ながら　にやける　
昨日家族が居ない部屋で　恵美と3回抱き合い
恵美に何度も　嬌声を上げさせ　
二人で抱き合っていた事を思い出して
思わず　ニヤリとしてしまう　

その時　髪の毛が　ブワーーっと　逆立ち
背中から　つむじに掛け電流が走り抜け　
一瞬　体が痺れ　勇太は身震いをした

遅刻・・・　

自転車を漕ぎ　何とか教室へ駆け込み
教室の雰囲気が　可笑しい　
勇太を伺うように皆が見て　
遠巻きに　勇太を見て　話しかけてこない　
机に座り汗を拭いていると
山田が　近寄り言って来た　

・・・佐藤が事故に合ったみたい・・・
　
勇太は　青く成り　職員室へ駆け込み　担任に詰め寄った

・・・恵美は・・・大丈夫ですか？

担任が悲痛な顔で　首を振った