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待ち合わせは 初めてキスをした処
第2章 7週間
ボーっと天井を見つめていた
恵美の母親が着せた 薄青いワンピースを着て
棺に眠る恵美の横で 放心したように座って居た
勇太を見かねて 恵美の母親が親族の席へ
座らせて お通夜が終わり
 
恵美のお骨を 拾い集め白い骨壺へ収め 恵美の自宅へ戻り
両親に連れられて 自宅へ戻って 1週間過ぎていた
母親が見かねて 声を掛けて来る 

そろそろ 学校へ行かないと 大学行くんでしょう
回りは 勇太を置いて どんどんと流れて行くのを
感じるが 

・・・関係無いよ・・・

・・・ほっといて・・・

ドアを強く閉め 鍵を掛けると 
天井を見つめ 溜息を漏らしていた

・・・恵美・・・・ 

名前を呼びながら深い眠りに・・・入って行った

・・・泣き虫・・勇太そんなに泣き虫だった・・ 
耳元で聞きたかった声が聞こえ 

・・恵美・・恵美か?・・何処に?・・何処にいるの?・・

・・傍に居るよ・・ずっと一緒に居るって言ったでしょう・・

・・見えないよ・・何処に?・・居るの?・・

・・目を開けて・・ 覗き込む瞳に・・・

・・恵美・・抱き締めようとするが 空気を抱くようにすり抜けて行く

・・恵美・・死んだんだ・・・

・・うん 死んだみたいだね・・・

勇太は起き上がって 恵美を見た 
そこには 薄青いワンピースを纏った恵美が 
ベッドに座り勇太を見つめていた

・・・幽霊?・・恵美の幽霊?・・ 勇太が言うと

・・・そうなのかな?・・ 明るい声で恵美が答えた

・・昨日 お父さんとお母さんの処で ずっと話していたの・・・

・・・夢の中で、それでね 勇太に会いに来たんだ・・エヘ・・ 

恵美はそう言うと 勇太の横に体を寄せて来た 抱きよせようと
手を伸ばすと 恵美の体を抜ける様に腕が通りすぎていく

・・・ごめんね・・ 恵美が済まなそうに勇太を見つめた

・・・良いよ 話出来れば・・ 
勇太はベッドにもたれ 恵美を見つめた
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