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第2章 ７週間

・・・桜の木の下に　居た女の娘　10年前に
　　　あそこで自殺した娘だった　色々教えてくれたよ・・・

・・・英語の寺田と　付き合って　子供が出来て　
　　　寺田に駄目だって言われて　自殺したんだって・・・
・・・お母さんが　毎日お線香あげて呉れて　地縛からは　
　　　外れられたんだけど・・・　
・・・桜の木の精に　取り込まれていて　抜けられないんだって・・・
・・・それでね　彼女が言うの　妹が今年入学したんだけど　
　　　英語の寺田がまた　狙って居るって・・・
・・・助けたいけど　自分は何も出来ないって　泣いてるの・・・
・・・助けてあげる事　出来ないかな・・・・　

勇太は　黙って聞いていた

・・・勇太　お願いが有るんだけど・・・・　
心の中で恵美が甘えた声で囁いて来る

・・・何？　眠いんだけど・・・
・・・あのね　お線香焚いて欲しいの・・・　
恵美が　オネダリをして来た

・・・お線香？　・・・　　　　　　　　　　
勇太が心で考えると

・・・そう　お線香　それと　お水・・・

・・・どうするの？・・・　　勇太が聞くと

・・・お線香は　私の御飯　それと勇太の心が伝わって　
幸せになれるから　お願い・・

・・・判った　明日帰りに買って　供えて上げるから　お休み・・・