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ママ活
第4章 愛しのお姉様と姫とママ
「鞭の痕がよく目立つ……美しい肌の証拠だわ。脱げと言われて従うくらいふしだらな子は、叱られるべきこと分かった?」
三橋が明咲の顔を抱き込むようにして、頬を撫でて片手に包んだ。彼女の唇が明咲のそれに吸いついて、鞭を握った利き手が乳首をつねり上げる。
「んっ、ふぅっ……」
甘美な愛撫と優しいキスが、明咲を恍惚へ導く。
気が付くと、尻や太ももを割ろうとしていた三橋の鞭は、明咲の身動きを封じていた。
後頭部に組まされた腕に巻きつく革鞭。三橋はそこに結び目をこしらえて、バッグから新たに縄を出して、明咲の太ももを纏縛していく。脚をM字に開かせた縄は、次に上体を這った別の縄に繋がれて、明咲は宴会場にいる全員に、乳房を強調した裸体ばかりか、ぱくりと開いた性器も披露する格好になった。
「何てことをなさるの、三橋さん」
不手際を起こした人間を咎めるような言葉つきで、佐和子が腰を上げた。
きちんと整えてきた浴衣は、彼女が彼女らしからぬ歩幅で床の間へ場所を移す間も少しも崩れず、見事な肉体の線をもったいぶらせている。
明咲の脇に膝をついて、さっき男装して彼女を抱いた時を想起する目をした佐和子が、頰や髪に戯れてきた。