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ママ活
第3章 快楽かお手当かママか──case.3亜純──

 佐和子を貫いて、膣内のざらついた一点を刺戟している途中、亜純は彼女に意見を求めようと思いついた。


「見ればっ……分かるっ、でしょ──…アァンッ!まだ、もうっ……ぁっ、待っ……ッッ」

「結局どう?佐和子さん的に、殴られるのはありだった?」

「ァッ……ァッあっ……」

「あー、また出てきた。下の口ばっかりさかるなよ、雌豚」

「ああっ……ゾクゾクッするぅ……罵っられるの、もたまらなぁぃ……アァンッ……」


 びくびくびくっ…………


 シャラン、チャリン、チャリリン…………


 女の匂いを充満させて、我を忘れたように悶える佐和子がシーツに臀部を打ちつける度、彼女を捕らえた鎖が金属音を立てる。

 亜純は、彼女の小路に何度も指を突き上げた。彼女が絶頂を示す度、一本ずつ増やしていく。結果的に、親指を除く全てが彼女を攪拌して、強欲な海に溺れていった。

 一秒でも早く記憶から排除したいパーティーだった。気の滅入るばかりだった現場で知り合った佐和子の匂いは、おそらく数日、亜純にこびりついて離れないだろう。


 佐和子の性欲は果てしない。亜純も、初対面時に感じた気位などどこかへ置き去りにしてきた風な彼女ほどの女体に、今度いつありつけるかと思うと、指を抜くタイミングをなくした。

 睡眠欲が二人を襲わなければ、明くる日のチェックアウトまでじゃれ合っていたかも知れない。

 佐和子の拘束を解いて、互いの身体にちょっかいをかけながら、世間話してシャワーを済ませて、また歓談していた最中、亜純はまどろみの深淵に落ちた。
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