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蛇神様の花わずらい
第6章 花嫁の記憶
男性と体を重ねた証だった。
それも、何度も。

昨夜のことが脳裏を駆け巡る。

一瞬で顔が火照った。
恥ずかしさで叫び出したい気持ちだった。

「起きたか」

ビクッと顔を上げる。
暗夜が起きていた。

「体は辛くないか?」

暗夜が近づいてくる。

思わず美鎖は後ずさった。
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