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蛇神様の花わずらい
第6章 花嫁の記憶
「あの、もしかしてわたし、皆さんとお会いしたことあります……?」

「夢の中で何度も会ったよ。やっとこうやって直接触れあえるようになって嬉しい」

穂波が抱きついてくる。

「あの、えっと……」

「初めて会った時のことを言ってんだろ?」

暗夜の言葉に美鎖はうなづく。

「ああ、泉で出くわした時ですね」

雪影が懐かしそうに頬をゆるめた。


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