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蛇神様の花わずらい
第6章 花嫁の記憶
息が出来ない。
苦しい。

体は勝手に反応して、もう自分でもよくわからない。

姫穴の激しい水音。
胸の先端の痺れ。
口の中の熱。

「――――!」

声にならない声。

美鎖が弾けた時、体内に温かいものが放たれるのを感じた。

その少し後、口の中にも液体のようなものが広がる。
考える暇もなく、美鎖は飲み干していた。
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