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蛇神様の花わずらい
第8章 穂波と学生デート
「だって面白そうだから」

当然とでも言うように穂波はけろっとしている。

いつの間にか服装もジャケットにジーンズという出で立ちだ。
どうやって現代物の服を手に入れたのかは怖くて聞けない。

「えっと、美鎖の知り合いの方ですか?」

理子も戸惑っている。

「えっと、えっと、この人は……」

「僕は穂波。美鎖の親戚で、僕も今年からこの大学に通うんだ。よろしくね」

一片の迷いもなく穂波は言った。
清々しいまでの笑顔だった。
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