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蛇神様の花わずらい
第14章 神様の仕事
今夜はカレーである。

暗夜は料理に目覚めたらしく、スパイスの調合まで始めるようになってしまった。

穂波が大きく口を開けてパクついている。

「で、北の水脈を見に行って来たんだけど、だいぶ気の流れが狂っちゃってるみたいだよ」

穂波の言葉に、雪影が地図を広げながら頷いている。

「あの辺りは祭祀が出来る人間がいなくなってしまいましたからね。外国の人間に土地が買われているそうですし、これからも荒れる一方でしょう」
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