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蛇神様の花わずらい
第14章 神様の仕事
「雪影が美鎖のお婆ちゃんに頼まれて調べに行った海洋資源はどうなの?」
「海は守備範囲から少し離れていますし、今から割り込むのは厳しそうですねぇ。せめて巫女が現れるのが十年早ければ……。まぁ、お金の流れの一部をこちらに流すのは可能ですが」
何だか難しそうな話をしている。
美鎖は台所に立っている暗夜にこっそりと尋ねた。
「あの、うちの祖母はどういったことを皆さんに頼んでるんですか?」
「んー、俺も難しいことはわからないが……」
暗夜は独り暮らし用の台所には不釣り合いなほど立派な調味料棚に、スパイスの入ったビンを丁寧に並べている。
「海は守備範囲から少し離れていますし、今から割り込むのは厳しそうですねぇ。せめて巫女が現れるのが十年早ければ……。まぁ、お金の流れの一部をこちらに流すのは可能ですが」
何だか難しそうな話をしている。
美鎖は台所に立っている暗夜にこっそりと尋ねた。
「あの、うちの祖母はどういったことを皆さんに頼んでるんですか?」
「んー、俺も難しいことはわからないが……」
暗夜は独り暮らし用の台所には不釣り合いなほど立派な調味料棚に、スパイスの入ったビンを丁寧に並べている。