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蛇神様の花わずらい
第17章 雪影のお仕置き
雪影はじっと夜の闇を見つめている。
美鎖にはわからない何かを見ているのだろうか。

遠くから犬の遠吠えが聞こえてきた。

「今の……?」

「ええ、暗夜が接触したようです。穂波と戦闘に入ります」

雪影は自信たっぷりに微笑んだ。

何度か犬の叫び声とうなり声が響き、だんだん近づいてくる。

美鎖はハラハラしながら待った。
もどかしいが、自分に出来ることはない。
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