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蛇神様の花わずらい
第17章 雪影のお仕置き
雪影が移動したのは、無人の教室だった。

ぼんやりと外の灯りに照らされている内部は、洞窟のような濡れた闇に包まれていた。
昼間は活気があるのに、人気がなくなるとこうまで不気味になるものだろうか。

白蛇に拘束された少女は、雪影が肩に担ぎ上げていた。
まるで米袋を放り出すような無造作な動きで、雪影は彼女の体を教卓に下ろす。

少女は黙ったまま、爛々と光る目でこちらを見ている。
こんな状況でも怯えることなく、全身から怒気を発していた。
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