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蛇神様の花わずらい
第17章 雪影のお仕置き
「雪影さん、何をするんですか?」

一緒についてくるよう指示された美鎖は、あたりに漂う剣呑な雰囲気に圧され気味だった。

「ちょっとお話をするだけですよ」

そう言って笑う雪影は、悪い人にしか見えない。

「まずは名前を聞きましょうか。私は雪影。もうご存じだと思いますが、蛇神です。あなたのお名前は?」

少女は口をきつく閉じたまま、反抗的な顔で雪影を見上げている。

「うーん、ご協力いただけませんか?」

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