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蛇神様の花わずらい
第4章 初夜 2
暗夜は柄杓ですくった酒に口を付ける。
そのまま美鎖に唇を重ねた。
まだぼんやりしている美鎖は、口移しで注ぎ込まれる酒を素直に飲み干す。
あえぎ続けて喉はカラカラだった。
「おい、大丈夫か?」
ぶっきらぼうな言い方に、無愛想な目。
けれど、美鎖の頭を撫でる手はとても優しい。
全身がダルく、熱を持って重たかった。
美鎖が答えないでいると、暗夜は額に口付けてきた。
まるで壊れ物を扱うように、丁寧に瞼や頬にキスをしてくる。
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