この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ある女課長のクリスマスイブ…
第1章 クリスマスイブは日曜日…
14
「じゃあ、お願いしようかなぁ」
わたしはそう気楽に応えたのだ…
だが…
隅に来客用の簡単なソファーセットがある…
わたしはその三人掛けのソファーに横座りをし、脚を伸ばしていく。
「じゃあさ、お願いね、あ、まずは、ふくらはぎを揉んでもらっちゃおっかなぁ…」
「あ、は、はい…」
そして彼はソファーの端に座り…
「あ、そうだ、ヒール脱がなくっちゃぁ…
あ、脱がせてくれる?」
気楽に言ったのだが…
「あ、は、はい…」
祐輔くんはゆっくりと左脚の脚首を掴み、そして、ヒールに手を掛け…
脱がせてきた。
「…………」
「はい、反対ねぇ」
「あ…は、は…い」
あっ…
わたしはその時…
ハッと気付いた…
「…………」
そのヒールを脱がしてくる彼の目が…
いや、雰囲気が変わったのを…
「…………」
あ、し、しまった…
そう思った時は遅かったのだ…
彼はヒールを脱がし、露わになったストッキングの爪先を…
ジイっと…
見つめ、いや、ガン見をしていたのである。
そして、その目は…
まるで憧れのモノを見つめている様な…
大好物なモノを、まるでお預けをくらっている様な目を…
向けて、いや、見つめつきていた。
あぁ、しまった…
その彼の、祐輔くんの目は…
そう、ストッキングフェチの目であったのだ。
ドロドロで別れた不倫の元彼がストッキングフェチであった…
そして祐輔くんの目は、その元彼の、ストッキングフェチの目と同じであった。
あ、そうだ、そうよね…
実はわたしは、彼、祐輔くんが時折熱い視線を自身の脚に、ストッキング脚に向けられ、見つめられていた事に気付いていた…
いや、知っていたのだ。
元彼のストッキングフェチと同じ類いの目の熱さと分かっていたのに…
それなのに…
迂闊であった…
彼の目の前に…
美味しいエサを自らぶら下げてしまった…
いや、誘ってしまった…様なモノである。
「じゃあ、お願いしようかなぁ」
わたしはそう気楽に応えたのだ…
だが…
隅に来客用の簡単なソファーセットがある…
わたしはその三人掛けのソファーに横座りをし、脚を伸ばしていく。
「じゃあさ、お願いね、あ、まずは、ふくらはぎを揉んでもらっちゃおっかなぁ…」
「あ、は、はい…」
そして彼はソファーの端に座り…
「あ、そうだ、ヒール脱がなくっちゃぁ…
あ、脱がせてくれる?」
気楽に言ったのだが…
「あ、は、はい…」
祐輔くんはゆっくりと左脚の脚首を掴み、そして、ヒールに手を掛け…
脱がせてきた。
「…………」
「はい、反対ねぇ」
「あ…は、は…い」
あっ…
わたしはその時…
ハッと気付いた…
「…………」
そのヒールを脱がしてくる彼の目が…
いや、雰囲気が変わったのを…
「…………」
あ、し、しまった…
そう思った時は遅かったのだ…
彼はヒールを脱がし、露わになったストッキングの爪先を…
ジイっと…
見つめ、いや、ガン見をしていたのである。
そして、その目は…
まるで憧れのモノを見つめている様な…
大好物なモノを、まるでお預けをくらっている様な目を…
向けて、いや、見つめつきていた。
あぁ、しまった…
その彼の、祐輔くんの目は…
そう、ストッキングフェチの目であったのだ。
ドロドロで別れた不倫の元彼がストッキングフェチであった…
そして祐輔くんの目は、その元彼の、ストッキングフェチの目と同じであった。
あ、そうだ、そうよね…
実はわたしは、彼、祐輔くんが時折熱い視線を自身の脚に、ストッキング脚に向けられ、見つめられていた事に気付いていた…
いや、知っていたのだ。
元彼のストッキングフェチと同じ類いの目の熱さと分かっていたのに…
それなのに…
迂闊であった…
彼の目の前に…
美味しいエサを自らぶら下げてしまった…
いや、誘ってしまった…様なモノである。