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禁愛
第1章 招待状
和歌子は、リビングに通されソファーに腰を下ろす。

「コーヒーで良い?」

「うん、ありがとう」

栞奈と和歌子はコーヒーを飲みながら他愛もない会話をして楽しんだ。

「そう言えばさぁ、私…旦那に言われて今の店、預からなきゃイケないの…」

「和歌子の旦那さん、お店増やすの?凄いじゃない」

和歌子の夫は、新しくお店を始める準備をし始めたという内容だった。
そのため、今の店を和歌子に預けるという事なのだろう。

「うん、私はこのままでも良いって言ったんだけどね…挑戦したいんだって…」

「やるわね!私と同い年なのに、凄いわねぇ」

「面倒だなぁ…栞奈と中々会えなくなっちゃう…」

「お店に遊びに行くわよ!」

二人は、2時間程会話を楽しんだ。

それから、少し経った時、玄関に郵便物が入れられる音がした。

「あら、郵便みたい、取って来るから少し待っててね」

「うん、OK」

栞奈は玄関に郵便物を取りに行った。
送られてきた郵便物を一枚一枚確認しながらリビングに戻る。

郵便物の中の一つに栞奈宛の葉書があった。


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