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禁愛
第1章 招待状
その葉書は、同窓会の招待状だった。

「同窓会の案内だわ」

「高校?」

「ううん、中学よ。初めてじゃないかなぁ」

高校の同窓会は、卒業してから何回かあったが、
中学の同窓会は初めてで、栞奈は少し懐かしい気持ちになる。

「羨ましいなぁ、同窓会とか私、行った事ないわぁ」

「そうなの?一度も?」

「うん、前に一回あったんだけど、都合悪くて出られなかったのよ。行くんでしょ?」

「うん、夫に聞いてOKだったらね」

優は、きっと行っておいでと笑顔で送り出してくれるだろう。

「でもさ、同窓会ってなんかエッチよねぇ」

和歌子はニヤニヤしながら呟いた。

「えっ?どうして?」

「だって!中学の時はまだ子供じゃない?でもさぁ、もういい大人になってるわけでしょ?
 そんな男女が会っちゃうだよーエッチじゃない?」

「またそんな事言ってぇ!懐かしいって気持ちが先に立ってそんな感情なんて無いわよ!」

和歌子は、度々下ネタを会話に入れていたので栞奈は冗談に返す。

「まぁ、優さんはさぁ、行くな!って言うタイプじゃないし、楽しんできなよ」

「そうね、そうする」

「イケない!もうこんな時間!お義母さんのお昼準備しなきゃ!」

和歌子は、旦那の母親と同居をしていた。

「ご馳走さま!また来るから」

「こちらこそ、野菜ありがとう、またね。気を付けて」

「はーい!じゃーねー!」

和歌子は慌ただしく出て行った。

「同窓会かぁ、楽しみだなぁ、みんな変わってるかな…」


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