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禁愛
第4章 想い
優が出張に出かけてから4日目の夜…
優からは毎晩電話はあった。
あの女性の声が聞こえる事も無く…やっぱりあの時はみんなと呑んでただけだと、
一瞬でも優を疑ってしまった自分を責めた。
プルルルルルル♪
この日も優からの電話が鳴る
「もしもし、お疲れ様」
「うん…」
今日の優は少し元気が無かった。
「どうした?何かあった?」
「出張長引くかも…取引先とトラブってるんだ…」
栞奈は一気に淋しい気持ちになったが、そこは夫を元気つけようと
元気よく答える事にした。
「優!私は大丈夫だから、自分が出来る事精一杯頑張って!」
「栞奈…ありがとう」
「うん。仕事大変みたいだけど、ご飯とか大丈夫?」
「うん、ちゃんと食べてるよ、栞奈もちゃんと食べてる?」
「食べてるよぉ!今日は少し食べ過ぎっちゃったー」
電話口から優の笑い声が聞こえた。
栞奈は、その声を聴き少し安心した。
その時…またあの女性の声が聞こえた。
「優!こんな所でなにしてるの?電話?」
「うん…ちょっと、すぐ行くから先に食ってて」
電話口から微かに会話が聞こえる。
「奥さん?」
「そうだよ…」
「ふーん、待ってるから…」
その女性は何か言いたそうにしていた事は栞奈にも伝わり
栞奈はまた、不安でいっぱいだった。
「わりぃ、栞奈?」
優の声で我に返る…
「誰かとお食事中だったの?」
「うん、こっちの会社の人達とね、今日はこの辺で切るよ
出来るだけ早く帰るから、また明日連絡する。おやすみ」
「おや・・・」
栞奈の言葉を最後まで聞かず優は電話を切ってしまった。
『この前の人だ、今日は騒がしくなかった…もしかして二人なの?
あんなに慌てて切る事ないじゃない…優…出張が長引くってその人が関係してるの?』
余計な事まで考えてしまい、とうとう不安で泣き出してしまった。
その日は一睡も出来ず、朝を迎えた。
優からは毎晩電話はあった。
あの女性の声が聞こえる事も無く…やっぱりあの時はみんなと呑んでただけだと、
一瞬でも優を疑ってしまった自分を責めた。
プルルルルルル♪
この日も優からの電話が鳴る
「もしもし、お疲れ様」
「うん…」
今日の優は少し元気が無かった。
「どうした?何かあった?」
「出張長引くかも…取引先とトラブってるんだ…」
栞奈は一気に淋しい気持ちになったが、そこは夫を元気つけようと
元気よく答える事にした。
「優!私は大丈夫だから、自分が出来る事精一杯頑張って!」
「栞奈…ありがとう」
「うん。仕事大変みたいだけど、ご飯とか大丈夫?」
「うん、ちゃんと食べてるよ、栞奈もちゃんと食べてる?」
「食べてるよぉ!今日は少し食べ過ぎっちゃったー」
電話口から優の笑い声が聞こえた。
栞奈は、その声を聴き少し安心した。
その時…またあの女性の声が聞こえた。
「優!こんな所でなにしてるの?電話?」
「うん…ちょっと、すぐ行くから先に食ってて」
電話口から微かに会話が聞こえる。
「奥さん?」
「そうだよ…」
「ふーん、待ってるから…」
その女性は何か言いたそうにしていた事は栞奈にも伝わり
栞奈はまた、不安でいっぱいだった。
「わりぃ、栞奈?」
優の声で我に返る…
「誰かとお食事中だったの?」
「うん、こっちの会社の人達とね、今日はこの辺で切るよ
出来るだけ早く帰るから、また明日連絡する。おやすみ」
「おや・・・」
栞奈の言葉を最後まで聞かず優は電話を切ってしまった。
『この前の人だ、今日は騒がしくなかった…もしかして二人なの?
あんなに慌てて切る事ないじゃない…優…出張が長引くってその人が関係してるの?』
余計な事まで考えてしまい、とうとう不安で泣き出してしまった。
その日は一睡も出来ず、朝を迎えた。